ベガルタ仙台は松下佳貴に注目!元プロがベガルタについて語る

2020年は非常に苦しいシーズンを過ごしたベガルタ仙台。
是非2021年は巻き返しを図って欲しいところだが、経営状況も厳しく主力選手のほとんどが移籍してしまっている。
監督にベガルタのJ1最盛期時代を指揮した手倉森が就任したが、当時のシンプルかつパワフルな攻撃と強固な守備を取り戻すことができるのか。

変革期のベガルタ仙台を開幕前に解説。

ベガルタ仙台とは

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J1では最高順位2位。強固な守備とサイド攻撃が特徴。シンプルなセンタリングから身長の高いFWが点を取る。中盤は運動量が豊富で献身的な選手が多い。DFラインは足元の技術は高くないが、ヘディングが強く集中力の高い選手が多い。
最近はJ1残留争いに巻き込まれることが多く、変革が必要だとされている。

ベガルタ仙台が下位に低迷している理由

ベガルタ仙台は2020年J1リーグ17位と本来であれば降格圏でフィニッシュしている。2020年はシーズンを通していい成績が出せず、終盤では14戦未勝利と不名誉な記録も樹立してしまった。

では何故下位に低迷しているかを私なりの考えで3点述べる。

①失点数の多さ(34試合61失点)

ベガルタはリーグで二番目に失点数が多い。
リーグ戦においては、引き分け以上で勝ち点が積み上がる仕組みになっている。つまり、如何に「負け」を少なくできるかが上位に進出する肝になると思う。ベガルタは「堅守+サイド攻撃」を特徴としているチームだが、最も重要な堅守が2020年シーズンはガタガタに崩れてしまった。GKスウォビィクやDFマテなどのJリーグでもトップクラスの有力選手がいるにも関わらず守備が崩壊している。その理由は攻撃回数が少なすぎることに原因があると考えている。

②ポゼッションが苦手

私としては、攻撃回数が少ないことが失点数の多さに直結していると考える。サッカーでは、ボールを保持すること=攻撃することである。すなわちボールを保持していない時間は全て守備の時間であり、ベガルタはその時間が長すぎる。そのため、相手から攻め込まれる回数やシュートチャンスを作られる回数が非常に多い。ベガルタの守備の集中力は非常に高いと考えるが、いくらなんでも攻められすぎというのが実感としてある。

③セットプレーからの得点が少ない

ポゼッションが苦手なチームは、セットプレーを極める必要がある。なぜなら必ず攻撃に厚みを出せるからだ。時間が止まるため、DFライン・中盤の選手も前線に上がることができる。前線に枚数がかかっているので、こぼれ球も拾いやすい。何よりセットプレーはタイミングさえ合えば誰にも止められない。昔ベガルタが上位にいた時は、セットプレーの得点も非常に多かった。当時はリャンヨンギが正確無比のキックで得点を量産していたが、現在リャンに変わるプレースキッカーがいないため、セットプレーからの得点が体感として減っている。

ベガルタ仙台で期待している選手

上記を踏まえ、私はベガルタ仙台の松下佳貴に注目している。
2020年は怪我に苦しみ、出場13試合と非常に少なかった。しかし、出場時には正確な技術と運動量でベガルタの中盤でのボール保持率を上げていた。また変幻自在の左足で積極的なスルーパスや、強烈なミドルシュートを決めている。またプレースキックも精度が高く、ベガルタに今足りないものを松下が補完できる可能性は高いと考えている。
右足首と右足の膝の靭帯損傷を経験しており、怪我の耐性が良いとは言えない選手ではある。しかしシーズン通してコンスタントに出場することができれば、厳しい状況下にあるベガルタに残留という希望の光が差すと思う。

ベガルタ仙台の2021年順位予想

私は残留圏内の15位を予測する。理由は主力選手の流出による選手層の厚みが低下したことだ。
2021年は降格チームが4チームと非常に厳しいルールが追加されており、2020年下から2番目のベガルタの現実的な目標は残留になる。
手倉森監督の復帰でどこまで再建できるかは未知数。しかし、当時の強いベガルタに少しでも近づくのでは無いかと期待している。

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