大久保嘉人のストライカーとしての違いとは?セレッソ大阪での復活劇を解説

大久保嘉人がセレッソに帰ってきてからの復活は目を見張るものがあります。
現状2試合3ゴールと素晴らしい活躍を見せていますが、なぜ大久保嘉人が点を取り続けられるのか、なぜ復活を遂げたのかを解説していきます。

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プロフィール

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  • 身長:170cm
  • 体重:73kg
  • 年齢:38歳
  • ポジション:FW
  • 前所属チーム:東京ヴェルディ
  • 現所属チーム:セレッソ大阪


国見高校卒業後、高卒でセレッソ大阪に入団。アテネオリンピック代表、フル代表、海外移籍を経験している日本最強ストライカーです。
川崎フロンターレやヴィッセル神戸など様々なチームを経て、38歳の2021年シーズンに古巣セレッソ大阪に復帰しました。

大久保嘉人の魅力

大久保嘉人には3つの魅力があり、それがゴールという結果に結びついていると考えます。

  • シュートレンジが広い
  • プレーの選択肢の中に常にシュートが入っている
  • シュート技術が非常に高い

シュートレンジが広い

その他大勢のストライカーとの最も大きな違いは、質の高いミドルシュートを打てること、つまり圧倒的にシュートレンジが広いことだと思います。力強い下半身から繰り出される強烈なインステップシュートは、日本人ストライカーの中で大久保選手にしかない強みです。

2021年3月3日の川崎フロンターレ戦で決めたミドルシュートは、彼の強みが最大限発揮された瞬間でした。大きく振りかぶることなく、短い助走で恐ろしい威力・コースにミドルシュートを打ち込みました。

あれだけ小さなスペースで強いミドルシュートを打ち込める大久保選手の下半身の強さとシュートレンジの広さは、驚異でしかありません。

プレーの選択肢に常にシュートが入っている

シュートレンジが広いことから繋がりますが、バイタルエリアで前を向いたら常にシュートが選択肢に入っていることも大久保選手の強みです。

DF目線で、ある程度ゴールへの距離があり、相手FWが前を向いた局面を考えます。

ミドルシュートがない選手にはボールを持たれても距離を詰める必要がありません。相手がゴール前に飛び込んでくるのを待ち構えていれば良いので、ある程度距離を取ります。相手にスペースを与えるので、ミドルシュートを打たれやすいですが、質の高いミドルシュートを打てない選手に打たれても何ら怖くありません。

しかし大久保選手のように質の高いミドルシュートを打てる選手が前を向いた場合、そこはいつでもゴールを決められかねない危険地帯になっています。そのため相手DFは距離を詰めなければならず、相手DFのストレスになります。

相手DFが距離を詰めてきた場合、相手ゴール前が手薄になりパスやドリブル突破できた際、決定的なチャンスを創出しやすくなります。

相手DFが距離を詰められなかった場合、質の高いミドルシュートが飛んできます。

このようにシュートレンジが広く、常にシュートの選択肢を持っているストライカーは相手DFからすると非常に厄介極まりない選手であることがわかります。

シュート技術が非常に高い

大久保選手は日本人ストライカーで最もインステップシュートが上手い選手だと感じます。
後半チョンソンリョンにセーブされたインステップシュートは素晴らしいシュートでしたよね。
私自身元FWの選手なので実感としてありますが、インステップシュートのコントロールは非常に難しいです。インステップはインサイドと比較して面が小さく、ボールの芯を捉えるのが非常に難しいキックだからです。

サイドチェンジする際のインステップキックは、足を寝かせてキックをするので面は広く蹴りやすいのですが、シュートを打つときは足を立てて打つことが多いので非常に面が小さく、ボールの芯を捉えられないとヘナチョコシュートが飛んでいきます。

大体の選手はヘナチョコシュートが飛んでいくのを恐れてインサイドやインフロント(インサイドとインステップの中間地点くらい)で打つことが多いので、大久保選手のように力強いシュートは飛んでいきません。

インステップでボールの芯を捉え、狙ったところに打ち込める大久保選手のシュート技術は天下一品です。

クルピ監督の存在

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大久保選手は器用なので多彩なプレーができる選手ですが、余計なことはせず点を取ることに集中できる状態をクルピが作り出せていると思います。
クルピ監督は練習中・試合中は前線の選手に「シュートを打て!」と常に言っています。前線の選手はシュートを打ってナンボだという考え方の監督で、これが大久保のシュート力を最大限活かせている形になっていると感じます。

今シーズン大久保選手の得点数がどこまで伸びるのか非常に楽しみです。

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