元プロサッカー選手の悲しい現役時代①〜高校生とプロの違い〜

1年間プロサッカー選手として活動してきたフラノですが、当時の悲しい現役時代について、語ろうと思います。
多くのことに苦しみ、悔しい思いをし、成長を感じたので、その体験を共有していきます。
今回は、プロになるまでの体験記です。

プロチームに練習参加しました

私がいつプロサッカー選手になったかというと、高校卒業後すぐになります。
高校時代は、全国大会に出たりしていましたが全くの無名選手でした。

たまたま県の決勝戦で、あるスカウトの目に留まることができ、
練習参加させてもらうことになりました。

そのスカウトは顧問に名刺を渡して、後日私の高校まで足を運んでくれました。
あまり多くを語るタイプの人ではなく、練習を見てさらっと帰ってしまいました。

しかし、後日一回練習参加に来ないかというお誘いがありました。

高校生である私は、舞い上がって即答でOKを出しました。

プロの練習参加で感じた事

プロの練習参加では、自分の「できること」「できないこと」が明確になり、
とても楽しかった記憶があります。

プロの練習参加で感じた事は大きく4点ありました。

  • 対人の攻撃側だけであれば、プロでも通用する
  • プレッシャーの速度がめちゃくちゃ速い
  • 止める・蹴るのレベルが違いすぎる
  • お互いの要求が激しい

対人の攻撃側だけであれば、プロでも通用する

具体的には、1対1で相手を抜き去ることだけで見ればプロでも通用すると感じました。
対人の練習では、有名なプロ選手を相手を抜き去りゴールを決める事もできました。

スピードを活かしたドリブルを特徴としていた私にとって、
この経験はとても大きな自信につながりました。


対人練習では勿論守備側もありますが、守備は全く通用しませんでした。

そもそも得意としていない守備でしたが、プロの攻撃陣を相手にすると、
本当にいないも同然の様に扱われてショックでした。

また対人守備を通して、「プロは攻撃でこうやって駆け引きしてるのか」といった、
攻撃面での気づきも沢山もらえたのが印象的でした。

プレッシャーの速度がめちゃくちゃ速い

高校時代に教えてもらったの守備のセオリーは、「飛び込むな」でした。
なので自チームの練習相手や対戦相手も、
ボール保持者にある程度の距離を保ってDFしてくるのが普通でした。

なので、ファーストタッチを多少ミスしようが、
そう簡単にはボール取られないのが高校レベルでした。

しかしプロの練習では、アジリティーとスピードが違いすぎて、
相手DFが「飛び込んできている」様に感じました。

如何なる状況でも、物凄い迫力でプレッシャーをかけられ、
「いつでもボールを取るぞ」といったプレッシャーを初めて体感しました。

プロのDFは「飛び込んできている」といった感覚があったので、
ファーストタッチで躱せば、フリーになれると思った私は、
何度か躱そうと試みました。

しかしプロレベルでは、決して「飛び込んできている」わけではなく、
アジリティーとパワーの関係から、この距離感が最も適切な距離感だったのです。

結局、一回もファーストタッチでは躱せませんでした。

練習参加後に、自チームの練習に戻って感じましたが、
高校生のプレッシャーは、プロの感覚で見れば無いに等しいレベル感なんだと感じました。

止める・蹴るのレベルが違いすぎる

止める・蹴るといった基礎的な技術は、まさに大人と子供くらい違いました。

パス回しくらい普通にやれるだろうと思ってましたが、
鳥籠(ボール回し練習)では常にボールを取られてDFをやらされていました。

まずはボールスピードが速いので、慣れる事ができませんでした。
そしてプレッシャーもめちゃくちゃ速く、より焦ってしまいます。

そして、自分の止める・蹴るの技術が全くおぼつかないことに気づかされます。

「俺ってこんなにボールを止められないのか??まともにパスも出せないのか??」

と絶望しました。


ワンタッチやツータッチの制限が入ると、ボールタッチが全く上手くいかず、
何もプレー出来なくなってしまうのです。

周囲の選手が当たり前にできることが、私はできないことに気づき、
ここまでレベルが違うのかと感じました。

お互いの要求が激しい

やはりプロの世界は、自分の成果を上げるために周囲に求める要求の質や、
温度感は全く違いました。

練習参加では、なかなかショッキングな言葉を浴びせられた記憶があります。

高校生との違いはやはり、「生活がかかっているか」という部分ですね。

当時の練習参加では、日本代表選手や元日本代表選手もいましたが、
守備の激しさの要求、パスの質の要求、サポートの要求など、
めちゃくちゃ様々なコミュニケーション・要求があり、驚きました。

高校生は、一部の人間が無意味な声を張り上げている事が多いですが、
自分が結果を出すために必要なのがコミュニケーションであり、要求することなんだと学びました。


後々チームメイトに言われたのですが、
練習参加後の私は、「パスをくれ」と要求がうるさくなったと言われました。

最後に

ひとまず、今回は高校生の練習参加までを書かせてもらいました。
次回は、入団初期のエピソードを書いていきます。

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