三苫薫はどんなプレーが凄いのか?〜元Jリーガーの考察〜

2020年大卒ルーキーながら30試合出場13得点の結果を残し、20年Jリーグベストイレブンに選ばれるなど華々しい結果を残し、21年海外挑戦を果たした三苫薫は何が凄いのか。
元Jリーガー目線で、どんなプレーが凄いかをわかりやすく解説していきます。

三苫薫とは??

東京オリンピックにも出場を果たし、海外移籍を果たしたことで一躍有名人になった三苫薫ですが、
改めて基礎的な情報・経歴を確認します。

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  • 現所属チーム:ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC(レンタルでロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズに所属中)
  • 年齢:24歳
  • U-24日本代表
  • 経歴:川崎フロンターレユース→筑波大学→川崎フロンターレ→ブライトン→ロイヤル・ユニオン(レンタル)
  • 備考:史上5人目の新人2桁得点を記録
       20年Jリーグベストイレブン(ルーキーイヤー)
       川崎フロンターレユース時代、トップ昇格を打診されるも大学進学。

ここが凄い①キックフェイントの駆け引きが上手すぎる

三苫薫の最も象徴的なプレーはキックフェイントを使ったドリブル突破です。
このプレーで相手の逆を突くことによって、相手を躱しゴールを量産しています。

例えばバイタルエリアでは、シュートを打つ・打たないの駆け引きを駆使して相手を躱していきます。
またサイドでは、クロスを上げる・上げないの駆け引きを駆使して相手の逆を突いていきます。

三苫薫のキックフェイントには非常にリアリティーがあります。

何故なら、本当にシュートを打とうとしているからです。
プレーの中で相手の位置を見定めて、ギリギリでキャンセルしています。


では具体的に左サイド斜め45度の位置から三苫がドリブルをしている状況で、
相手DF目線・三苫目線で考えていきます。

まず左斜め45度付近のバイタルエリアで放っておくと、
第1に右足の巻きシュートをファーサイドに打たれる危険性があります。

DFはこれを警戒しなければならず、三苫が巻きシュートを打とうとした時、
シュートコースを消すために足を出す必要があります。

三苫目線では、相手DFが足を出してこなければ巻きシュートを打ち込むことができます。

次に、DFがファーサイドのシュートコースを消した場合2つの選択肢が出てきます。

①股抜きでニアサイドにシュート
②キックフェイントで躱す


つまり、相手DFはファーサイドのシュートコースを消したら、
次に股抜きシュートも同時に警戒せねばならず、
更にキックフェイントも警戒しなければならないという状況になります。

流石に3つの選択肢を全て消せるようなDFはこの世にいません。

三苫はこの3つの選択肢を駆使して主導権を握りながら、
相手の逆を突き続けることで、相手を躱しゴールを量産しているのです。

ここが凄い②スルーパスが出せる

ドリブラーというのは、視野が狭くなることがほとんどです。
相手を抜くために、味方ではなく相手DFの動きを見なければならないし、
トップスピードで走っていることが多いため、周囲を見る余裕がないからです。

しかし三苫はスピードが6割以下の状態の時、ボランチと同じ様なルックアップができます。
つまり、ドリブラーでありパサーであることが三苫の強みでもあります。

三苫がゆっくりボールを動かしている際、
DFは距離を作ってしまうとパスを出されてしまいます。
逆に距離を詰めてしまうとドリブルで抜かれてしまいます。


決定的なパスを出せることで、更に相手を迷わせ、複数の駆け引きを引き出しています。
様々な局面で相手との駆け引きを可能にし、逆を突く可能性を作り出しています。

ここが凄い③ドリブルスピードがとにかく速い

最後はシンプルにドリブルスピードがめちゃくちゃに速いことです。
おそらくボールを持った時は日本で1番早いのではないでしょうか。


少しでも逆を突かれてしまうと、相手を置き去りにしてしまうスピードは圧巻です。

参考までに森保監督や高校時代の同級生が、
三苫薫のドリブルについて語っている動画を紹介させていただきます。
体験談や細かい技術の部分が話されていて非常に興味深い内容になっています。

最後に

三苫の衝撃プレー集のリンクです。
キックフェイントや決定的なパス、圧倒的なスピードが良くわかる内容になっています。
今後、日本代表の顔になっていくことは間違い無い選手だと思います。
今後の活躍に注目です。

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