フライブルク堂安律は何が凄い??3つの特徴を元プロサッカー選手が解説!

今回は、フライブルクに所属する堂安律選手について解説していきます。
基本的な能力が総合的に高い選手で、どこが特徴か少しだけ分かりにくい部分もありますが、
実は大きく3つの特徴を持っていると考えています。
その3つの特徴を、元プロサッカー選手なりの目線で詳しく解説していきます。

堂安律とは

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  • 現所属チーム:フライブルク(ドイツ)
  • 年齢:25歳
  • 経歴:ガンバ大阪ユース→ガンバ大阪→フローニンゲン(オランダ)→PSV(オランダ)→ビーレフェルト(ドイツ)→フライブルク(ドイツ)
  • 身長:173 cm
  • 体重:70kg
  • 備考日本代表(23年時点)
       AFC U-19選手権・MVP(2016年)
       アジア年間最優秀ユース選手賞(2016年)
       JPFAアワード(JPFA)・ベストイレブン:1回(2016年)

堂安律の3つの特徴

堂安選手の凄みは主に3つです。

  • パワフルで正確な左足のキック
  • アジリティー抜群な細かいドリブル
  • 当たり負けしない高強度フィジカル

パワフルで正確な左足のキック

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堂安選手のゴールで頻度が高いのが、左足のミドルシュートです。強靭な下半身から繰り出される威力抜群かつ、ゴールの隅を狙える正確なシュートは、海外でも十分通用しています。キックの種類も豊富で、ストレートのシュートからインフロントを使った曲げて落とすシュートも得意で、どのような位置からでも精度の高いシュートを放つ事が出来ます。またフリーキックなども任されている事から、キックの正確性はフライブルクから全幅の信頼が寄せられている事がわかります。

アジリティー抜群の細かいドリブル

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堂安選手は非常にアジリティー能力が高く、瞬間的にスピードを出せる能力に長けています。そのアジリティーを活かしたドリブルですが、非常にタッチが細かく相手DFの逆を付くのが非常に上手いです。タッチが細かいので、ギリギリまで相手の動きを見て、プレーの選択を変えることができます。またシザースやボディフェイクを織り交ぜて、相手DFを動かして逆を取る技術も有しており、堂安がバイタルエリアで前を向いて仕掛けてきた場合、スピード感のあるドリブルと、パワフルな左足シュートがあるため、相手DFは堂安を完全に止める事は非常に困難になっています。

当たり負けしない高強度フィジカル

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身長は高くないですが、筋肉量が多く非常に体幹が強いため、海外サッカーでも当たり負けしない高強度なフィジカルを持っています。日本人が海外サッカーで躓く最初の要因に、フィジカルの差があります。海外サッカーと日本サッカーでの大きな違いは、ボディコンタクトの強度と頻度です。私はプロ時代にJリーグでもフィジカル強度が高いと感じていましたが、海外のチームと試合をすると本当にレベルが全然違いました。そのような日本と海外のフィジカル差を物ともせず、普通に順応している堂安選手のフィジカルは、本当に素晴らしいと思います。
この高強度なフィジカルが、パワフルなシュート・スピード感のあるドリブルを支えていると言っても過言ではありません。

最後に

今後、更にステップアップが期待される堂安選手の活躍は非常に楽しみです。
日本にいる頃よりも体の線も太くなり、バイタルエリアでの怖さは年々凄みを増しています。
25歳にしては非常に成熟度が高く、今後の日本サッカーを背負っていく人材の1人である事は間違いありません。

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